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古代チャモロアート 壁画、陶器、道具、貝細工を追って


  古代チャモロアート 壁画、陶器、道具、貝細工を追って。  

         

 テニアン島とは限らずマリアナ諸島の島々のジャングルや洞窟には今でも大変貴重な古代チャモロの道具やアートが残されています。

 

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古代チャモロアートに関しては、あまり多くの文献はなく、少ししか記録されていません。残っている物はきめ細やかな貝細工と石の道具などを見ることができます。

    

アマンダの手に持っているのが古代チャモロの残した貝のペンダント。上にネックレスを通す穴があいています。考古学者によって発見。

    

さまざまな岩石で作られた石の道具と猟や戦いにも使われたスリングショットの玉。

    

シャコガイを削って作られた道具。ラッテストーンの集落跡にはこの様な道具が発見されます。

 

残念ながら古代チャモロアートは木のような腐りやすい材料で作られていました。陶器もありますが、完全な形では残っていません。

     

粘土を焼いて作られた土器の欠片。これらの土鍋を火にかけて料理を作っていたそう。

 

チャモロアートとして今でも残っている図面は限られたものだけです。
亡くなった家族の絵は木の樹皮と断片に描かれて、洞窟に閉じ込められました。それらの洞窟を「gama'alumrek」とよばれました。

    
マリアナ諸島では、図面は洞窟壁に残されています。それらの壁画は「petroglyghs」(岩石彫刻)と呼ばれています。壁画は単独の人物だったり、偉大なる出来事を表現していたり、ときには兵器、動物、環境的な特徴を見せています。絵の特徴は漢字と同じような表意文字のような特徴を持っています。

     
彫刻の大部分は白いのですが、黒いものもあります。白い図面は薄暗く点灯された洞窟の中に浮き出るように見えるものです。白色の塗料は木の枝の先か種子のようなもので洞窟壁に塗装されたのではないかと思われます。白色はライム「afok」の粉を彫った線にそって埋め込んでいます。ライムは珊瑚から作る白い粉でビンロウジとともに今でも噛みこなされています。古代のチャモロから現代に至るまで、このビンロウジの3点セット(ビンロウジ、pupulu『ビンロウジ胡椒葉』、ライム)は常に携帯していたので、白い彫刻が残されているのではないかと思います。
黒い図面は、より簡単です。 それらはたぶん黒焦げの棒の鋭くとがった先で描かれました。 時間の経過を通して、炭は、多孔質石灰岩洞窟壁に付着して、容易に擦り取ることができません。
これらの壁画が残されている洞窟は古代チャモロの先祖を祭る聖域でもあるので訪れる機会があった場合には洞窟内では静粛な気持ちを忘れず、そして又、決して損じないように心がけたいものです。

                    By michi   

参考文献 ANCIENT CHAMORRO SOCIETY   By Lawrence J. Cunningham

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2008⁄08⁄27 13:47 カテゴリー:ハイク etc. comment(4) trackback(0)
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(2008/08/28 13:49) | [ 編集]


古代チャモロ・・・というと、何時ごろの時代になるのでしょうか。(勉強不足ですいません)
こういうのを拝見していると、この石たちは、誰が、何で、どうやって削ったんだろう、穴はどうやって開けたんだろう、どんな目的で作られたんだろう、使われていたんだろう・・・
周りに溢れる自然と同化しながら、こうして後世に残る文化の片鱗があちこちに残されている。
ん~ロマン、ですよね。
(2008/08/29 21:18) URL | ありどん[ 編集]


チャモロと呼ばれる人種はもともと東南アジア、(インドネシア、マレーシア、フィリピン、台湾)の方面から3500年もの昔にカヌーに乗ってマリアナスに到着したわけです。(古代チャモロの時代は1500BC~1521AD)当時のチャモロは航海の技術に大変富んでいたのですね。
マリアナス歴史家のダン・ファラレル氏の講義によると、当時のテニアン(マリアナアイランド)は、野鳥や、コウモリが飛び交い、山には野生の果実や海には魚介類も豊富な楽園そのものだったに違いないということです。
マゼランに発見される1521年3月6日まで古代チャモロの生活は彼等なりの純粋な文化が営まれていたのですね。
6月にロングビーチで調査をしていた考古学者に少し話しを伺いましたが、ビーチの砂地を3000年の層まで掘り下げて古代チャモロの遺産を探していると教えてくださいました。
全く仰るとおり「ロマン」を感じます。
(2008/08/30 14:54) URL | michi[ 編集]

ご回答ありがとうございます
遺跡を発掘して、当時の様子を分析、解明するのもロマンですし、その断片を見てあれこれ想像するのもまた、ロマン、ですよね。
インドネシア・マレーシア・フィリピン・台湾、どこにせよ、今は飛行機で数時間ですが、カヌーでの航海となると、かなりの冒険ですよね。でもマリアナ諸島に辿り着いたということは、航海技術はもちろん、高度な文明をもちつつ、アドベンチャー・スピリット溢れる逞しい人々だったのでしょう。
考えれば考えるほど・・・・いろいろ想像してしまいます。
またまたお勉強になりました。こういうお勉強なら、楽しくて好きなんですけどね・・・。
(2008/09/01 21:52) URL | ありどん[ 編集]



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